『未知の裸族ラピチ』

11/25, 2004


という本をNさんにお借りして最近読み進めています。
インディオの起源に近い部族を生態調査する飯山達夫さんの話。

これがものすごくおもしろい!

石器文化である彼らには全く近代文明との接触が無く、僕らにとって当たり前なことが、彼らにとっては衝撃的な出来事。
例えば。。。
飯山さんはコプラの実をすりつぶしてをつくり、カメの卵とマンジョーカ(もち煎餅みたいなもの?)をすりつぶしたモノを混ぜ、莫(ばく)のカツをつくってラピチ族に食べさせます。
ラピチ族の驚いたこと、驚いたこと。
まず、植物から油が出来るのも初めて、また火を通した肉はうま味がでて、日持ちもするということ。
この日からラピチの食文化に大きな変化が出来ます。
ついでに魚釣りなんかも教えて挙げ句には、狩猟の仕方も大きく変わってしました。

そうだよな、自分にはホント普通のことなんだけれど。よくよく考えてみたらそんなことはない。ずっと昔からの歴史文化の流れの先で生きているだけだよな。
道具と暮らしと文化。民俗学っておもしろすぎる、と思って次を読み進めています。


でも、飯山さん。いいんですか?
ラピチの文化簡単に変わっちゃったけど。。未知のわりには。。

November 25, 2004 11:57 AM

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