打ち水

06/30, 2006


最近
朝は6時起床、
通勤人もまだ少ない朝の自転車五分、
仕事はじめは7時。

浅草に行く前に一作業と今回企画している展示のDMを郵送する。
あと3週間。どんな展示になるのだろう。新しいコトができそうだ。

いつものところで鞄用の革の仕入れ。今回は茶色にそろえてみる。
素材感だけに引っ張られないよう、もう一考する必要あり。

最近履いている鼻緒のサンダルがお気に入り。
毎日はいていたら、脚の形が黒くなってきた。
脱いでも履いているみたいでなんだかおかしい。
ついこの間から試している鞄は、もう少し。形は好いのだけれど。


新しいモノを試している上々な気分、もう少し雨降ってほしいこの二日。

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一ヶ月とこころと形

06/29, 2006


飛行場で預けたはずの荷物は、座席の前に積まれてあった
小さな空港の水色の壁
大きいマルのサングラス、白いモジャひげに帽子の運転手
橋が壊れていてトンチャイタイ村へは毎回川を歩いて渡った
レストラン『パンダ』の暗いあかり
餅米は手で千切ってパンのように
市場で食べたカオピアックとカオソーイ
真っ暗の中皆で手をつないで渡った川
蛍の光しか見えない凸凹道
蚕場でみた細い黄金い糸
ひとり一人おまじないしながら結んでくれた手紬の糸
何度もつがれたラオラオ
酔っぱらって歌わされた歌
大笑いしながら話してくれた昔の恋話
毎回味が違うフルーツミックスジュース
クラブ長につくってあげた革スリッパ
トッケイ、トッケイとほんとに鳴いた「トッケイ」

土砂降りの雨の中、合羽を着て歩いた、時期は雨期の始め
出たり出なかったり気まぐれのシャワー
何でもつくってしまうヒアン、そして彼が未来に抱く大志と希望
レンテンの町への山道往復4時間
バナナの皮をトラックから放りなげた
弥生時代のような田んぼの景色
衣装を着たレンテン族
レンテンの布にある風合い
レンテン族の奥ゆかしさ
レンテンの味は日本に近い、ここでは手でなく箸で食べた
鳥の羽が付いた鞴(ふいご)のかたち
藍の畑の大きな蟻塚には精霊やどっているらしい

葛の葉から出てくる白い繊維
そして、それを縒ってできる細い糸
簡単な竹の道具
村のみんなで撮った写真
陽気なクラブ長

ラオスから帰ってきて一ヶ月。
ここにあるのはほんの一部。本当の内はうまく言葉にならない。

其処にある生きる力。
色々なモノはどうでもよくなる。
必要なモノは少し。
平等なのは一日の長さが24時間。
全てをなくしてみて、そこから始めてみてはどうだろう。

自分の中にある手と心と24時間。
それだけが本当のところだと最近思う。

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もうすぐ写真もできるので

06/ 9, 2006


ラオスから帰ってきて
お腹を壊し、発熱し、
それから『本町2丁目 展』の準備を乗り越え、
落ち着いたと思ったら、
サーバのディスクが壊れたり、
たまった事務処理におわれたり、
7月の旅展について焦ってたりで、
数えてみたら、
まだ帰国後4日目
あっという間に日常に戻りつつあります。

そんな危機の一手に
『星野道夫著作全集』全五巻を古本屋で買い求め、
何とか時間の流れに逆らってみたり。
それから、夜には少し縫い物もするんだ。

旅から帰ってきてから、
本当のところはなかなかうまく言葉にまとまりきらないのだけど、

もとは生活、それから仕事、
おかしなペースで進もうとしてる色々なことにかまわず、

きちんと自分でいたい、

と芯から思う。

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